いよいよ追い込み!受験生の集中力アップのために必要なパワーチャージとは?受験生ママが応援してあげられるちょっとした秘密をお伝えします。

12月に入ると、中学受験の最終追い込みが始まります。土曜日日曜日もお弁当を持って大きなリュックを抱えて塾に通うお子さんをお見掛けすることもありますが、お子さんの集中力を上げるためのちょっとしたパワーチャージの方法をお伝えします。

目次

勉強中に頭が疲れたときの対策:「ブドウ糖」と効果的なエネルギー補給法

勉強を続けていると、頭が疲れて集中力が途切れる瞬間が必ず訪れます。そんなとき、手軽に脳のエネルギーを補給する方法として「ブドウ糖を摂る」ことが知られています。ブドウ糖は脳の主要なエネルギー源で、素早くエネルギーを補充できるため、多くの学生やビジネスパーソンが試したことがあるでしょう。

しかし、単純にブドウ糖だけを摂取することは、思ったほど効果が長続きしない場合もあります。その理由と、より効果的なエネルギー補給法について解説します。


ブドウ糖の役割と効果

まず、ブドウ糖がなぜエネルギー補給に良いと言われるのかを理解する必要があります。

脳のエネルギー源としてのブドウ糖

脳は私たちの体の中で非常にエネルギーを消費する臓器で、全体のエネルギー消費の約20%を占めています。このエネルギーのほとんどはブドウ糖から供給されます。したがって、勉強や作業で脳が疲れると、ブドウ糖が不足しがちになり、集中力や記憶力が低下するのです。

ブドウ糖の即効性

ブドウ糖は単純な糖質であり、体内で速やかに吸収され、エネルギーとして利用されます。例えば、飴やラムネ菓子などを口に入れると、数分後にはその効果を感じられることがあります。塾におやつを持ってきてはいけない!というところもあるかもしれませんが、ラムネをお弁当と一緒にジップ袋に2粒ほど入れて置いたり、小さく包んで持たせるなどの工夫をしてみるといいかもしれません。また、果物をお弁当に一緒に入れておくと糖分を採ることもできます。


なぜブドウ糖だけでは不十分なのか?

ブドウ糖の即効性は魅力的ですが、それだけを摂取する場合、デメリットもあります。

血糖値の急上昇と急下降

ブドウ糖を摂取すると、血糖値が急激に上昇します。それに応じて、体はインスリンというホルモンを分泌して血糖値を下げようとします。このプロセスは非常に速く、場合によっては血糖値が下がりすぎて、再び疲労感や空腹感を感じることがあります。この現象を「血糖値スパイク」と呼びます。

栄養の偏り

ブドウ糖そのものはエネルギー供給には役立ちますが、ビタミンやミネラルといった他の栄養素が含まれていません。脳や体を健全に働かせるには、これらの栄養素も重要です。


飴やラムネより効果的な食品:果物とサツマイモ

頭が疲れたとき、ブドウ糖に頼るのは悪い選択ではありませんが、それ以上に効果的な食品があります。それが「果物」や「サツマイモ」です。これらの食品には、ブドウ糖以外にも重要な栄養素が含まれています。

1. 果物

果物は天然の糖分を含んでおり、ブドウ糖だけでなく、果糖やショ糖も含まれています。また、ビタミンC、カリウム、食物繊維などが豊富で、全体的な健康維持に役立ちます。

  • バナナ: ブドウ糖と果糖が豊富で、速やかなエネルギー補給が可能。さらにカリウムが筋肉の働きをサポート。
  • リンゴ: 食物繊維が豊富で、血糖値の上昇を緩やかにする効果あり。
  • オレンジ: ビタミンCが多く、免疫力の向上も期待できる。

2. サツマイモ

サツマイモは緩やかに吸収される複合炭水化物を多く含んでいます。これにより、血糖値が急激に上がらず、長時間エネルギーを供給できます。また、食物繊維、ビタミンB群、カリウム、マグネシウムなどの栄養素も豊富です。

先ほどもお伝えした通り、気軽に持ち運びができるものは飴やラムネと言ったお菓子類ですが、ちょっと頭を動かしたい時にサツマイモをふかして夜食に持って行ったり、フルールサンドを食べさせる、ということが頭の回転を速めます。


効果的なエネルギー補給のためのポイント

勉強中に頭が疲れたとき、どのようにエネルギー補給を行うべきか、具体的な方法をご紹介します。

1. バランスを考える

ブドウ糖を含む食品だけではなく、ビタミンやミネラルが含まれた食品を組み合わせることが大切です。例えば、果物をスナックとして取り入れると、すぐにエネルギーを補給できると同時に、栄養バランスも保つことができます。

2. 血糖値を安定させる

血糖値の急激な変動を避けるために、単純な糖質よりも、複合炭水化物を多く含む食品を選ぶことが重要です。サツマイモや全粒穀物のスナックを取り入れることで、持続的なエネルギー供給が可能です。

3. 少量をこまめに摂る

一度に大量に食べると、血糖値の急上昇を引き起こす可能性があります。少量を数時間おきに摂ることで、安定したエネルギー供給が得られます。


実践例:勉強中のスナックプラン

ここでは、実際に取り入れやすいエネルギー補給の例をいくつか挙げてみます。

  • 果物ミックスジュース: バナナ、ブルーベリー、リンゴを小さく切ってジューサーにいれたもの。手軽ですが、おなかに溜まるので、とても便利です。
  • サツマイモのスティック: 蒸したサツマイモをスティック状に切り、冷蔵保存しておくとさっと出せます。勉強中でも手を汚さずに食べられます。
  • ナッツとドライフルーツ: アーモンドやクルミ、ドライマンゴーやレーズンを混ぜたミックススナックは、手軽で栄養価も高いです。ヨーグルトに混ぜても美味しいですよね。

食品だけでなく休憩も重要

エネルギー補給はもちろん重要ですが、集中力を持続させるためには適度な休憩も必要です。例えば、30分から1時間ごとに短い休憩を取ることで、脳をリフレッシュさせることができます。

休憩中に深呼吸やストレッチを行い、身体の緊張をほぐすことで、次の作業にも集中しやすくなります。


まとめ

ブドウ糖は頭が疲れたときのエネルギー補給に適していますが、単独で摂取するのではなく、果物やサツマイモといった食品を組み合わせることで、より効果的にエネルギーを補給できます。また、血糖値の急激な変動を防ぎ、持続的な集中力を維持するためには、栄養バランスを意識したスナック選びが重要です。

次回、勉強中に疲れを感じたら、飴やラムネに手を伸ばす前に、果物やサツマイモを試してみてください。きっと、より長く集中力を保つ助けになるでしょう!

サニーサイド個別学習教室では受験に役立つ情報や、私自身が受験で経験したことを基に少しでもお役に立てる内容を兵庫県から発信しています。子供が東大を受験して、東大に進学、そして私の楽しみとなったアメリカンフットボールの応援をしてきた子育て話など、少し身近に感じていただける情報も配信します。

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この記事を書いた人

ふみ先生
17年前までは普通の主婦として家庭を支えていましたが、子どもたちの成長を見守る中で、介護福祉士として数年働いた後、幼児・小学生向けの天才児育成に特化した塾で10年間講師を務めました。現在は個別の家庭学習指導を行い、3年ほどの経験があります。
私の教育に対する思いは、幼児期からの思考力や計算能力の育成が、その後の学業や受験に大きく影響すると信じていることです。特に、親子間の会話や日常生活での学びが重要であり、楽しく無理なく学ぶ環境を提供することを心がけています。
近年、働くお母さんが増え、子どもとの時間が取りにくくなっている現状を理解しており、そのような親御さんをサポートしたいと考えています。私自身も2人の子育てを経験しており、娘は公立外国語大学に進学し、息子は東京大学に進学しました。この経験を活かし、他の親御さんのお手伝いができればと願っています。
現在は「サニーサイド」の代表講師として活動し、子どもたちが楽しく学べる環境作りに力を入れています。私の経験と知識を活かして、多くの子どもたちとその家族に貢献できることを嬉しく思っています。

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