子育てや日々の学習の中で、「うちの子、やる気が起きにくくて…」「すぐに『無理!』って諦めちゃう」とお悩みのお母様・お父様は多いのではないでしょうか。
実は、5月から新しくサニーサイドで一緒に算数を学び始めた、小学3年生のお子さんがいます。 その子は、どうしても勉強への意欲が持てなくなってしまっていました。
「なんとかしてあげたい」という親御さんの切実な思いを受け、私の個別指導(家庭教師)という枠でスタートして4回目のレッスンのとき。
私自身が思わず鳥肌が立つほどの、劇的な“ある変化”が起きたのです。
今回は、その実際のやり取りをご紹介しながら、大人も子どもも知らず知らずのうちに作ってしまう「心のブロック」の正体と、それを解きほぐすアプローチについてお話ししたいと思います。
「できない」を連呼する裏に隠された、本当のポテンシャル
その生徒さんは、問題を読むとすぐに「できない」「むり」「やりたくない」「難しい」とネガティブな言葉を連呼していました。
でも、私が隣で一つひとつ丁寧に説明をしていくと、ちゃんと正解にたどり着くことができるのです。「この子は、やりたくないだけで、本当はちゃんとできる素質(ポテンシャル)がある」――私はそう確信していました。
ただ、解く前から「無理」という言葉で自分の心にブレーキ(メンタルブロック)をかけてしまっているため、どうしても自分から一歩を踏み出せなくなっていたのです。
誰にでも、こうした「心のブレーキ」はありますよね。
そこで4回目のレッスンのとき、私はふと思いついて、その子にこんな提案をしてみました。 「いつも、すぐにネガティブな言葉を言っちゃうから、それに代わるポジティブな言葉を一緒に探してみない?」
子どもと一緒に作った、世界に一つの「言葉のメニュー」
「勉強しなさい!」と叱るのではなく、ゲームのように一緒に言葉を探す。これが最初のステップでした。
二人でノートを広げて、あれこれ言いながら今まで言っていた言葉の「反対語」を見つけていきました。例えばこんな言葉たちです。
- 「できるかも」
- 「やってみようかな」
- 「簡単かも」
- 「挑戦してみよう」
ネガティブな言葉と、新しく見つけたポジティブな言葉。その両方を同じ1枚の用紙に書き出しました。
そして、次の問題を解くとき。
私はレストランの「本日のメニュー」を差し出すように、その用紙を生徒さんの前にスッと差し出しました。
「さあ、本日のメニューです。どれになさいますか?」
すると、とっても素直なその生徒さんは、少し考えてから、「……やってみようかな」と、自分でポジティブな言葉をチョイスしてくれたのです。
鳥肌が立った瞬間と、子どもが手に入れた「自信」
「いいね!じゃあそれでやってみよう!」
そう声をかけた瞬間、本当に不思議なことが起きました。さっきまで「無理」と言っていたはずなのに、まるでブロックが外れたかのように、すらすらと自分の力で鉛筆を動かし、問題を解いてしまったのです。
これには、見守っていた私自身も鳥肌が立ちましたし、何より生徒さん本人が「えっ、できた…!」と一番驚いていました。
「自分はできるんだ!」 その瞬間のキラキラした表情は、まさに失っていた自信を取り戻した、最高の笑顔でした。
この成功体験があってから、私たちのレッスンにはいつもこの「メニュー表」が登場します。 時には、私の方から「今日は『ムリ』でもいいんじゃない?」と、あえて逃げ道を作ってあげることもあります。
でも、その子はニヤッと笑いながら、やっぱり「できるかも」を選んで、どんどん問題を解いていくのです。
万能な正解はないけれど、どの子にも「可能性の扉」はある
今回の方法は、すべてのお子さんに100%当てはまる魔法ではないかもしれません。 ただ、今回このアプローチが劇的な効果を生んだのは、ベースに「この子はちゃんとできる素質がある」という信頼があったから、そして子ども自身に「自分で言葉を選ぶ(主体性)」という余白があったからだと感じています。
大人だって、「もう遅い」「私には無理」と自分で限界を決めてしまうことがありますよね。でも、ほんの少し言葉のメニューを書き換えるだけで、見え方がガラリと変わることは珍しくありません。
子どもたちが「できない」と殻に閉じこもっているとき、それは能力の限界ではなく、心が助けを求めているサインかもしれません。
おわりに
「うちの子、塾に通っているけれど、自信をなくしてしまっているみたい…」 「マンツーマンで、じっくり子どもの心に寄り添ってほしい」
そんなお悩みをお持ちの親御様は、ぜひ一度サニーサイドの個別学習指導を体験してみませんか?お子様が自分で「できるかも!」と思える瞬間を、一緒に作っていきましょう。
ただ算数の解き方を教える塾ではなく、 お子様お一人おひとりの小さな心の動きに寄り添い、眠っている本来のポテンシャルを一緒に引き出す指導を、これからも大切にしていきます。

